青学大原監督、女子駅伝の四つんばい「私だったら止めるでしょうね」TVで告白
青山学院大学陸上部の原晋監督が22日、TBS系「ビビット」に生出演し、プリンセス駅伝で骨折し、両手両膝をついた四つんばい状態でタスキを渡した岩谷産業の飯田怜のケースについて「これは、私だったら止めるでしょうね」との持論を語った。
番組では、プリンセス駅伝で残り250メートルを両手、両膝をついて進み、膝をすりむきながらもタスキをつないだ飯田のレースを紹介。衝撃的なレース展開に賛否両論が渦巻いた。
一部報道では、監督はリタイアを申し出たというが、その情報がすぐに伝わらなかったことも伝えられたが、原監督自身だったらどうするか?と聞かれると「これは…。私だったら止めるでしょうね」とコメント。その理由について「タスキ渡しまでまだまだ300メートル、400メートルありましたので、レースそのものが成り立ってませんよね」と、残り距離がまだ長いことを挙げた。
それでも必死にタスキをつないだ飯田の心中はもちろん理解。「多くのチームが寮や合宿所生活で家族。家族が待っているんですよね」と、自分一人ではなく、“家族”が待っているからこそ、四つんばいで、ひざをすりむきながらも進んだ心中を慮った。
最後に飯田には「こんなことを気にすることはありません」と呼び掛け「会社のみんなが君を応援している。また多くの国民の皆さんが応援しているから気にすることないから次のレースを楽しんで。笑顔のタスキリレーを心待ちにしています」と語っていた。