伊藤美誠「今の卓球人気は福原さんのおかげ」大先輩引退にコメント

 卓球女子の福原愛(29)=ANA=が現役引退を表明してから一夜明けた22日、リオデジャネイロ五輪団体戦で共に戦い、銅メダルを獲得した伊藤美誠(18)=スターツ=が所属を通じてコメントを発表した。

 当時15歳でリオ五輪に出場した伊藤は、12歳年上の福原、石川佳純(全農)と団体戦に出場。福原とはダブルスでペアを組んで息の合ったプレーを見せ、3位決定戦ではシングルスでメダル獲得を決める勝利を収めた。

 その活躍の裏には主将を務めた福原の気遣いもあったことを振り返り、「リオ五輪出場が決まってから、多くの時間を一緒に過ごさせていただきました。現地ではキャプテンとしていつもチームのことを気に掛け、声を掛けてくださった。年下の私たちがプレーしやすいよう気を配っていただき、おにぎりもたくさんつくっていただきました」と述懐。「福原さんのおかげで私も100%の力を出すことができ、3人で獲得した団体銅メダルは私の宝物の1つです」と感謝した。

 また、福原が“泣き虫愛ちゃん”と親しまれた幼少期から、日本卓球界のアイコンとして世間の注目を集めたことで、後に石川や伊藤、平野美宇(日本生命)といった若手選手が台頭する土壌ができた。

 伊藤は「今、日本で卓球が盛り上がっているのも、そんな卓球人気の中で私がプレーできているのも福原さんのおかげだと感謝しています」とコメント。自身は東京五輪で金メダルを目指すだけに、「福原さんからのエールを受け、私も卓球界に貢献できるよう頑張ります」と、大先輩の意思を引き継ぐことを誓った。

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