大坂なおみ2連敗「お互いどういう選手か熟知」2時間半の熱戦も難敵相手に自滅

 「女子テニス・WTAファイナル」(24日、シンガポール)

 年間成績上位8人、8組による大会のシングルス1次リーグA組第2戦で世界ランク4位の大坂なおみ(21)=日清食品=が同2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に4-6、7-5、4-6で屈し、2連敗となった。全米オープン女王で初出場の大坂はケルバーに通算1勝4敗となった。1次リーグは4人ずつ2組に分かれて総当たりで争われ、各組上位2人が準決勝に進む。

 最後はチャンスボールをネットにかけた。大坂は3連敗中の難敵ケルバーと約2時間半の熱戦を演じたが、粘りが持ち味の相手に自滅気味に敗れてうつむいた。

 「お互いにどういう選手か熟知している」と臨んだ第1セット。第10ゲームで迎えたブレークの好機を逃し、このセットを落とした。第2セットは奪い返したが、最終セットは再び悪癖が出た。3-3の第7ゲームでブレークを許すと、直後の相手のサービスゲームを破る好機を得たがプレーが乱れた。

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