小平、貫禄9度目V 練習減でも平昌五輪並みタイム

 「スピードスケート・全日本距離別選手権」(26日、長野市エムウエーブ)

 開幕し、女子500メートルは平昌五輪金メダリストの小平奈緒(32)=相沢病院=が37秒30で4年連続9度目の優勝を果たした。小平は国内外の大会で2季前から続くこの種目での連勝を29に伸ばした。高木美帆(日体大助手)が37秒98で2位。女子3000メートルは高木美が大会新の4分6秒53で3連覇した。

 本格的な新シーズンの幕開けで五輪女王の力を見せつけた。小平は500メートルで37秒30の好記録。北海道の地震の影響で氷上練習が大幅に減り「今できる最大限のことを表現するだけ」と割り切って臨んだが終わってみればさすがの快走だった。

 最初の100メートルは平昌五輪前後よりもやや遅い10秒32。それでもその後、スムーズに加速して無敵だった昨季と遜色ないタイムをマークした。

 来年3月に北米の高地で行われるレースでの世界記録樹立を見据える。「まだ五輪の時の状態にも達していない。体をつくり上げ、技術を思い出しながら、シーズン後半に合わせられれば」。落ち着き払った口ぶりに貫禄を漂わせた。

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