稀勢の里 秋巡業を打ち上げ「この感じはいい」

 大相撲の秋巡業は28日、山口県周南市で打ち上げられた。横綱稀勢の里(32)=田子ノ浦=は四股など基礎運動で汗を流し、25日間に及んだ長期巡業を締めた。29日に九州場所(11月11日初日、福岡国際センター)の番付が発表される。

 稀勢の里は長い移動時間で疲労のたまる終盤は相撲を取る稽古を回避し、調整に努めた。「最初からそのつもりだった。予定通り。いい稽古ができた。順調に来ました。(下半身強化も)非常にやれた。いい状態で九州に入れる。自信のある稽古をさせてもらった。みんな稽古で力を出してくれた」と、前向きな言葉を連発した。

 8場所連続休場から進退をかけて臨んだ先場所、9場所ぶりに15日間皆勤を果たし10勝を挙げて再起した。巡業もフル参加してから、場所に入る流れも体で完全に思い出した。

 「この流れは嫌いじゃない。秋巡業からのこの感じはいい」と、充実感が漂った。

 番付発表後は「やりたいことをやって理想に近づくように」と積極的に出稽古も視野。二所ノ関一門には千賀ノ浦、阿武松、錣山、湊部屋が移籍し関取衆も貴景勝、隆の勝、阿武咲、阿炎、逸ノ城ら生きのいい若手らが加入した。11月1、2日には恒例の一門の連合稽古も予定されている。「だいぶ増える。活気ある雰囲気になる。盛り上がるでしょう」と、楽しみにした。

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