高山のアマ登録完了、テコンドー岡本依子氏らが激励
ボクシングの元4団体制覇王者でプロを引退してアマチュアとして2020年東京五輪出場を目指す高山勝成(35)=名古屋産大=が28日、大阪市内で後援者らと会合を開き、申請していた愛知県ボクシング連盟へのアマ登録が26日付で受理されたことを報告した。会合にはシドニー五輪テコンドー銅メダリストの岡本依子氏や、作詞家で作曲家の中村泰士氏ら支援者約130人が集まった。
壇上で言葉につまった高山は「(活動してきた)1年半を振り返り、どこから話していいか頭が混乱した。自分一人では何もできなかった。感謝の気持ちを力に変えたい」と感慨深げに語った。支援者には「これから厳しい戦いになるが、ベストを尽くしたい」と決意表明。試合出場は来春以降の見込みで、今後は強豪校などへの出稽古でアマとしての練習を本格化する。
東京五輪でのボクシング競技は存続の危機にあり、アマチュアを統括する日本ボクシング連盟はホームページなどで正式競技としての開催を求めて署名を募っている。高山自身もこの日までに約200人の署名を集めており、この日の会合でもさらに呼び掛けを行っていた。