錦織圭またまた準V…ツアー決勝9連敗 アンダーソンに脱帽「彼は素晴らしい」
「男子テニス・エルステバンク・オープン」(28日、ウィーン)
シングルス決勝が行われ、第5シードの錦織圭(28)=日清食品=はウィンブルドン選手権準優勝で第2シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)に3-6、6-7で敗れ、2016年2月のメンフィス・オープン以来約2年8カ月ぶりのツアー通算12勝目はならなかった。錦織はツアー決勝で9連敗となり、今季3度目の準優勝。アンダーソンは今季2勝目、通算5勝目を挙げた。
錦織は約2年8カ月ぶりのタイトルに届かず、ツアー大会決勝で9連敗。「彼はリスクも冒しながら、素晴らしいプレーを見せた」とアンダーソンに脱帽するしかなかった。
第1セットはショットの精度を欠いた第4ゲームでブレークを許して落とし、第2セットは過去1年間で8割近い勝率を誇るタイブレークで相手サーブのときに1ポイントも奪えず。ただ、準決勝までは攻撃的なプレーがさえただけに、「この1年で一番いい試合がいくつかあった」と手応えもつかんだ。
年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナル(11月・ロンドン)進出争いで現在9番手。次戦のマスターズ・パリ大会で「今週のいいテニスを来週もしっかりできるようにしたい」と気を取り直すように話した。