高梨沙羅「ゼロから」北京五輪へ再出発 新シーズン開幕で決意表明「挑戦できる年」
新シーズン開幕に向けて、スキー、スノーボード競技の有力選手が29日、都内で全日本スキー連盟主催の開幕会見に臨み、意気込みを語った。ジャンプ女子の平昌五輪銅メダリスト高梨沙羅(22)=クラレ=は、「昨季は最大の目標だった五輪で銅メダルを取ることはできたけど、目標の金メダルには届かなかった。悔しい気持ちがある。ゼロから仕切り直して組み立てていく気持ちでいる」と、4年後の北京五輪への再出発を誓った。
昨季はW杯で男女通じて史上最多となる通算55勝を記録。更新に期待が懸かるが「できる限り勝利数を伸ばしていけたらと思うけど、男子とはレベルが違うし、違う土俵なので。女子ジャンプをそこまでのレベルに上げていくために、自分ができることをやりたい」と、冷静。「五輪が終わって、自分に何が足りないのか、挑戦できる年だと思う。このチャンスを生かしたい」と、結果よりもまず、さらなる進化のきっかけをつかむシーズンにする。