体操日本女子ミス続き6位…東京五輪切符お預け 寺本「焦りがあった」

 「体操・世界選手権」(30日、ドーハ)

 女子団体総合決勝が行われ、16年リオデジャネイロ五輪4位の日本は4種目合計160・262点で6位に終わり、3位までの2020年東京五輪出場枠獲得はならなかった。五輪2連覇の米国が171・629点で4連覇。予選6位の日本は村上茉愛(22)=日体大、寺本明日香(22)=ミキハウス、畠田瞳(18)=セントラル目黒=の3人が全4種目で演技。予選で起用された梶田凪(18)=山梨ジュニアク=と腰痛を抱える杉原愛子(19)=朝日生命=は出番がなかった。

 表彰台までの2点あまりの差は近そうで遠かった。決勝8チームで唯一、3人のみの布陣で全4種目を演技した日本女子。選手層の薄さが課題として浮き彫りになった。

 腰痛の杉原はドーハ入り後も状態が上がらず、予選に続き決勝も欠場。「床は起用されないかなと思っていて焦りもあった」という寺本が跳馬と段違い平行棒で大きなミス。影響は小さくなかった。

 跳馬、床運動に強い宮川紗江(高須クリニック)がパワハラ告発などで代表を辞退するアクシデントもあった。パワハラ騒動で急きょ指揮を執った田中監督は「幅を広げるためにもDスコア(演技価値点)が高い選手を育成していくことが大事になる」とさらなる新戦力の台頭を求めた。

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