ドーピング処分の競泳・古賀淳也がCASへ不服申し立て「承服しがたい」
競泳男子のリオデジャネイロ五輪代表で、ドーピングが陽性反応を示したことにより、国際水泳連盟(FINA)から4年間の出場停止処分をくだされた古賀淳也(31)=第一三共=が2日、代理人を務める弁護士事務所を通じ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ不服申し立てを行ったことを発表した。
古賀は今年3月に行われたWADAによるドーピング検査で検体から禁止成分が検出された。同8月に行われたFINAの公聴会で禁止薬物は服用したサプリメントに混入していた可能性が高く、意図的でないと主張し、原則4年となる資格停止の軽減を求めたが、受け入れられず、20年東京五輪出場は絶望的となった。10月25日に処分の決定書が送られてきたという。
弁護士事務所の書面で「決定の内容を検討した結果、到底承服できるものではなく、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に不服申し立てを行いました」と、説明した。不服申し立ては31日に行った。
書面では「古賀選手としましては、今回のFINAの決定は承服しがたいものであり、本件の経緯を含め、自身の主張が認められるよう努めてまいります」と、結んだ。
現時点で手続きに要する期間は未定だという。