2018.11.02

稀勢の里、苦手逸ノ城と三番稽古　「左おっつけ」前に出て９勝２敗

二所ノ関一門の連合稽古で、逸ノ城（右）を相手に汗を流す稀勢の里＝福岡県大野城市の田子ノ浦部屋宿舎

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　大相撲九州場所（１１日初日・福岡国際センター）に向けた二所ノ関一門の連合稽古が２日、福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で行われ、横綱稀勢の里が関脇逸ノ城との三番稽古（同じ相手と続けて取る）で９勝２敗と、まずまずの動きを見せた。

　しぶとい左おっつけで攻め込んでから、得意の左四つ右上手になる取り口が目を引いた。前に出る姿勢が光り「内容が非常に良かったし、体の切れも良かった」と納得の口ぶりだ。進退の懸かった先場所を、１０勝でひとまず乗り切った。完全復活への道が険しいことは変わらないが、今場所はここまで大きな問題なく調整。「気持ちよく相撲が取れている」とうなずいた。