【一問一答】青学大・原監督 史上初2度目の3冠へ自信満々「高確率で狙える」
「全日本大学駅伝」(4日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)
27チーム(うちオープン参加2チーム)で争われ、史上初となる2度目の大学駅伝3冠を目指す青学大が2年ぶり2度目の優勝を果たし、10月の出雲駅伝に続く2冠目で、3冠に王手を掛けた。中盤まで東海大にリードを許したが、7区に置いたエース森田歩希(4年)の快走で逆転。来年1月2日、3日の5連覇も懸かる箱根駅伝で、ラスト1冠を狙う。原晋監督は「(3冠は)高確率で狙える」と、自信をみなぎらせた。
原監督との一問一答は次の通り。
-2年ぶりの優勝
「素直にうれしい。よく頑張ってくれた。2年前はまだ私が前に出て色々やってましたが、今回は学生たちが自分たちの力で勝ち取ったもの。学生たちに感謝ですね」
-中盤まではトップに立てなかった
「胃が痛かった。4区の林で(トップに)という思いはあったが、東海の館沢くんが非常にいい走りをした。ただ、危険水域といわれる1分以上遅れるとまずいかなと思っていたけど、30秒ぐらいで保っていたし、(7区の)森田まで回せば大丈夫だと思っていた。なんとかしてくれると。ホッとしました」
-勝因は
「やはり森田の快走でしょうね。あとは(5、6区の)ダブル吉田が頑張ってくれた。トータルの勝利だと思う。終わってみれば、こんなに強かったのかと。完勝だった」
-メラメラ大作戦は成功した?
「朝はテンションが上がって、メラメラ指数85パーセントだったけど、4、5区の頃は50パーセントぐらい。でも7区で100パーセントになって、ゴールで200パーセントになった。大成功です」
-監督車では原さんが真っ先に弁当を食べていたそうだが
「弁当もちゃんと食べましたよ。心の余裕が何より大事。それが勝因かな」
-強い
「チームに真の自主性が生まれている。私も色んな仕事で現場を離れることが多いんですけど、学生が自ら考えて、自分たちのために行動している。チームとしては勝利の方程式というかメソッドを確立できているし、学生たちがそれを実践してくれている」
-例年と比べて、箱根への自信は
「それはあります。データの裏付けがある。高確率で狙えると思う」