高橋大輔 西日本Vで全日本へ 目標は志高く「メダルがもし見えるなら」

 演技を終え、大歓声に応える高橋大輔(撮影・國島紗希)
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 「フィギュアスケート・西日本選手権」(4日、日本ガイシアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進した高橋大輔(32)=関大KFSC=は、フリー161・11点の合計244・67点で優勝し、目標だった12月の全日本選手権(大阪)出場を決めた。

 高橋は演技序盤にトリプルアクセル-3回転トーループの連続ジャンプを決めるなど、上々の演技を披露。終盤は体力不足からか苦しい表情を浮かべながらも滑りきった。あふれんばかりの大歓声が降り注ぐ中、「足にめちゃめちゃ来てた」と演技後は顔をしかめ、何度も右太ももをたたいた。「スピンやステップの質は良くなかったので、そういう部分は課題。(トリプル)アクセルが2本プログラムに入れられたこと、はすごく自分にとって自信になった」と振り返った。

 10月の近畿選手権ではミスが相次ぎ苦戦したが、今大会は圧巻の演技を披露。ソチ五輪直前である13年以来の全日本選手権出場が決定した。「全日本になるとやっぱり、羽生選手、宇野選手、田中選手、他にもたくさん実力者が来ると思う。その中で戦っていかないといけない。今回の演技では上には行けない」と高橋。冷静に自身の立ち位置を見極めつつ、志は高く持っている。

 「少しでも上げられる部分は上げていって、目標は最終グループをフリーでは滑ること。その先にメダルというものがもし見えるのであれば、そういうところも目標。取れるか取れないかは分からないけど、大きく目標を持って挑んでいきたい」と拳を握った。

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