11年ぶり金なし体操男子 内村、日本に厳しい判定に「理由が明確じゃないことが…」

記者の質問に答える内村航平=東京都渋谷区の岸記念体育会館(撮影・中田匡峻)
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 カタール、ドーハで行われた体操世界選手権で計6つのメダルを獲得した男女日本代表のメダリストが5日、都内で会見した。

 男子は連覇を目指した団体で銅メダルに終わるなど、07年大会以来11年ぶりに金メダルなし。大黒柱の内村航平(29)=リンガーハット=は「点の出ない演技、種目というのが、自分たちで考えても、理由が明確じゃないことが多かった」と、日本男子に厳しかった判定を振り返った。

 「つり輪とあん馬はもともと日本は強くないので、他の海外の選手と比べて厳しくなるのは分かる。ただ、鉄棒は日本の選手はできるし、実施も美しい。なんで出ないのか分からなかった」。自身も種目別鉄棒ではほぼ完ぺきな演技を見せたが、思ったほどEスコア(出来栄え点)が伸びず、首をひねった。

 来年以降も、今回金メダルの中国、銀メダルのロシアとの争いが予想される。内村は「技の選択だと思う。点が出るような構成を組むしかない。中国、ロシアにちょっと寄せた構成にして、プラス日本の良さを出せる技の選択。質では絶対負けないので、それで勝てる」と、来年以降を見据えた。

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