白岩優奈「憧れ」羽生から学んだ 全日本で「200点台出したい」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会の女子で3位に入った坂本花織(18)=シスメックス、同4位の白岩優奈(16)=関大KFSC、男子で8位の田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=が6日、関西空港着の航空機で帰国した。
少し眠そうな表情の白岩は「スピンの取りこぼしと回転不足を次はしっかりクリアにしていきたい」と課題を口にした。
一方で収穫もあった。フリーでは平昌冬季五輪の金メダリスト、ザギトワ(ロシア)の直後に演技。「めったにない機会だったので、次の全日本選手権では誰の後に滑っても怖くないかな」と精神的に大きな経験を得た。
さらに「憧れというかすごい人」という羽生結弦の演技を目の当たりして「集中の仕方とかは学ぶことはたくさんあった」。羽生からは「次会う時まで頑張ろうね」と声を掛けられたという。
次戦は全日本選手権(12月20~24日、大阪)が濃厚。スピンと回転不足の克服に加え「GOE(出来栄え点)の付くジャンプをもっと練習しないといけない」と話し、「200点台を出したい」と目標を定めた。
ファンから贈られたという大好きな「ムーミン」のぬいぐるみを大切そうに抱えた16歳は「スケーティングの部分でももっと上達しないとトップにはいけない」とさらなる成長を見据えた。