駅伝で四つんばい、涙でタスキ受け取った今田がマラソン出場 瀬古氏「涙を嬉し涙に」
女子マラソンの20年東京五輪と、19年世界選手権の代表選考会を兼ねるさいたま国際マラソン(12月9日、さいたまSA発着)の招待選手発表会見が6日、都内で行われた。2時間23分台の自己ベストを持つ清田真央(25)=スズキ浜松AC=、リオデジャネイロ五輪代表の伊藤舞(34)=大塚製薬=らが出場。日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「有力選手が少ないのは寂しいけど、去年よりはね。MGCの出場権を取るだけじゃなく勝負に挑んで欲しい」と、ハッパを掛けた。
また、先日の全日本実業団対抗女子駅伝予選会で、2区の選手が残り約200メートルで走ることができなくなり、四つんばいでたすきを渡したことが大きな波紋を呼んだ岩谷産業から、3区のランナーとして涙を浮かべながらタスキを受け取った今田麻里絵(28)も出場。瀬古リーダーは「あの涙を嬉し涙に変えてほしい」と、エールを贈った。