岩手競馬、禁止薬物で当面休止も 再開見通せず
岩手県内で出走した競走馬3頭から禁止薬物が検出された問題で、10~12日のレース休止を決めた県競馬組合(管理者・達増拓也県知事)は、13日以降の開催について慎重に可否を探る方針だ。同組合関係者は「十分な対策を取るまで再開できない」としており、当面休止となる可能性も出てきた。
岩手県競馬組合によると、10~12日は計33レースを開催し、3日間で約7900万円の粗利益を見込んでいた。本年度は9月時点で経常損益を約1億3500万円の黒字と予想していただけに、休止が長期化すれば経営への打撃は必至だ。