池江璃花子「全然緊張しない」平常心で世界女王に挑戦
アジア大会競泳女子6冠の池江璃花子(18)=ルネサンス=が8日、短水路(25メートルプール)で行われるW杯東京大会(9~11日、東京辰巳国際水泳場)の会場で公式練習を行った。
50、100メートルバタフライ、100、200メートル個人メドレーの4種目に出場する。トレーニングを行いながら調整せずに臨むため記録面には消極的だが、「体を追い込んでいる中でどこまで出せるか自分でも楽しみ。スプリント力はつけてきたつもりなので、50メートルで自己ベストにどこまで近づけるか。200メートル個人メドレーとか世界大会ではあまり出ない種目にも出るので、いい位置にいけたらいい」と抱負を掲げた。
最大のライバルである世界女王のサラ・ショーストロム(スウェーデン)も出場するが、先月初めてトルコで合同合宿を行って交流しただけに、以前のように意識しすぎることはなくなった。
「(今は)全然緊張していない。W杯が始まる感じが全くしなくて、それはある意味いいことでもあるのかな。とりあえず世界大会の雰囲気をどんどん経験しないと手応えをつかめないので、こういう所で自分の泳ぎをしたい」
平常心で臨むレースで現状の力を把握し、東京五輪金メダル獲得への試金石となる来年に向けて足がかりをつくる。