高橋大輔“世界一のステップ”進化、織田&鈴木が太鼓判 アンコールで「マンボメドレー」
「フィギュアスケート・NHK杯」(11日、広島県立総合体育館)
今年40回を迎えたNHK杯の過去の優勝者、伊藤みどりさん、荒川静香さん、織田信成さん、鈴木明子さんらとともに、4年ぶりに現役復帰した2010年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(32)=関大KFSC=が登場。高橋は今季のショートプログラム(SP)「シェルタリング・スカイ」を披露し、アンコールでは2010-11年シーズンに使用した「マンボメドレー」で、“世界一”と呼ばれた華麗なステップを披露した。
「お帰りなさい」のアナウンスで紹介された高橋。演技では他の出演者にはないアンコールが起き、「マンボメドレー」で華麗なステップを披露した。
複雑な動きが組み合わさった同曲のステップではバランスを崩して転倒する場面もあった。しかし、かつての盟友、織田さんは演技後のトークショーで2010年NHK杯での「マンボメドレー」の映像と比較し、「今の方がキレがある」と太鼓判。鈴木さんも「流れがあって上半身がキレている」と真剣な表情で後押しした。
高橋自身も「昔は勢いがあったけど、昔よりステップはうまくなった。キレがあるんじゃないかなと、自負みたいなのが生まれました」と手応えを感じている。NHK杯で世界トップの戦いを目の当たりにし「世界の壁は本当に厚いと感じた。この中で戦ってみたいという気持ちも出てきた。刺激になった」と、12月の全日本選手権(大阪)に向けて気持ちを新たにしていた。