陸上五輪金メダリストのウサイン・ボルト氏（３２）が１２日、都内で行われた「シャンパーニュ　メゾン　マム」のイベントに、歌手で女優の西内まりや（２４）がともに参加した。トラブルが伝えられていた前所属事務所と３月いっぱいで契約終了した西内は、昨年１月２４日に行われた「日本ジュエリーベストドレッサー賞」表彰式以来、約１年１０カ月ぶりとなる公の場。

　西内は「－マム」のチーフ・エンターテイメント・オフィサー（ＣＥＯ）を務めるボルト氏に対し、「大変なときに、どのようにモチベーションを保ち、前に進み続けているかを聞きたい」と意味深な質問。ボルト氏は「自分に自信を持って、何でもできるんだと信じることだと思う。自分に限界はない。何でもできるが私のモットー。そこが限界じゃなく、先に行ける。失敗は大丈夫。次に成功するために何をすればいいかを教えてくれる」と回答した。

　昨年８月に陸上を引退したボルト氏は、今夏、オーストラリアＡリーグのセントラルコーストのトライアルに参加したが、クラブ側が提示した年俸１５万ドルとボルト氏が要求する３００万ドルには大きな開きがあり、合意には至らなかった。ボルト氏はこれまでにもドイツ１部のドルトムントなどの練習に参加したが、プロ契約には至っていない。

　ボルト氏は「サッカーは続けているし、たくさん学ぶことができて、新しい挑戦。次の私の勝利へ向けて頑張っている。ワクワクしてる原動力で情熱を感じられるものがサッカー。次の夢はプロサッカー選手になること」とコメント。“チャレンジ”の場所については「まだ次の目的地は決定していない。次は大きなチャレンジになる。場所はチャンスを待っているところ。陸上でも世界に結果を証明した。サッカーでも証明したい。私は本気になれば、何でもできると信じている」と語気を強めた。