東京五輪、体操器具は日仏独社製 中国製は見送り

 2020年東京五輪の体操で使用される器具を巡り、大会組織委員会は12日、日本の「セノー」のほか、フランス、ドイツの3カ国メーカーで構成される共同事業体の器具を採用する方針を明らかにした。3日までドーハで行われた世界選手権では中国製のものが使われたが、組織委の審査委員会が国際体操連盟(FIG)から提案された中国製との2案のうち、5日までに総合評価で結論を出したという。

 今回の世界選手権では白井健三らが床運動などで反発力の少ない中国製の器具に苦しみ、否定的な意見も出た。五輪で採用される器具は原則、各国際連盟が指定した中から、組織委が調達することになっている。

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