錦織、1ゲームしか奪えず完敗 ミス連発、最後までリズムつかめず
「男子テニス・ATPファイナル」(13日、ロンドン)
シングルスの1次リーグB組でロジャー・フェデラー(スイス)を破って白星スタートした錦織圭(28)=日清食品=は、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)との第2戦に臨み、0-6、1-6とストレート負けした。
11日の初戦では世界ランキング9位の錦織は、過去6度の優勝を誇る同3位のフェデラーにストレート勝ち。勢い乗る錦織だったが、この日はリズムに乗れずにミスを連発。第2ゲーム、最初のサービスゲームで2度のブレークポイントをしのぎながらも、このゲームを落とした。第4ゲームでもあっさりとブレークを許すと、第6ゲームのサービスゲームもキープできなかった。
第2セットに入っても、立て直しのきっかけをつかめない。身長203センチの長身から繰り出すアンダーソンの時速200キロを超えるビッグサーブになすすべなく、ラリーでもミスが起こるのは錦織。第2ゲーム、最初のサービスゲームを失うと、続く第4ゲームでもキープできず。第6ゲームでようやくサービスキープに成功したが、完敗だった。
錦織は準決勝進出をかけて、1次リーグ最終戦で世界ランク8位のドミニク・ティエム(オーストリア)と対戦する。