アメフット内田前監督の解雇無効求める訴訟、日大側は欠席 争う姿勢

 日本大学アメリカンフットボール部前監督で、同大学から懲戒解雇された内田正人氏が処分は無効として地位確認等を求めている訴訟の第1回口頭弁論が15日、東京地裁で開かれた。

 被告の日大側は事前に欠席を連絡しており誰も姿を見せなかった。原告の内田前監督も出廷しなかった。事前に被告側が要望していた日程をもとに、次回期日が来年1月21日に決まり、数分で終了した。

 日大側は争う姿勢を見せており、裁判所は日大側について「認否、反論をしていただかないといけない」とし、その準備に時間がかかることや、年末年始を迎えることなどを考慮しての日程となった。

 内田氏は5月に行われた関西学院大との定期戦で、守備選手に相手QB選手への危険なタックルを指示したとして、日大から7月30日に懲戒解雇処分を受けていた。

 関東学生アメリカンフットボール連盟と、日大がそれぞれ設置した第三者委員会は内田前監督と、井上奨前コーチの指示で、日大の守備選手が危険なタックルを行ったという事実認定をしている。一方で、2人は傷害容疑で告訴されていたものの、警視庁の捜査の結果、立件されないと見られている。

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