岩手競馬、黒字確保の見込み 禁止薬物で新たな検出なし

 岩手県内の競馬場で開かれたレースに出走した馬から相次いで禁止薬物が検出された問題で、レースを休止している県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は16日、組合議会を開き、本年度の収支は黒字を達成できる見込みなどと説明した。新たに実施した禁止薬物の抽出検査は、全て陰性だったことも明かした。

 達増知事が冒頭、「競馬ファンや県民のみなさまに深くおわび申し上げる。一日も早く信頼回復できるよう取り組む」と陳謝。及川忠事務局長は「早期再開できれば年間黒字は達成できる見込み」と説明した。

 多額の累積赤字を抱える競馬組合は、2018年度も黒字を維持できるかが焦点となっている。

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