宇良、足取りで無傷の3連勝「自分の相撲が取れてよかった」

足とりで徳田(左)を下した宇良(撮影・坂部計介)
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 「大相撲九州場所・6日目」(16日、福岡国際センター)

 元幕内の人気業師、東三段目33枚目の宇良(26)=木瀬=が徳田(武蔵川)を足取りで下し無傷の3連勝に伸ばした。持ち味の低い立ち合いから相手の右足を取って出て、土俵外に吹っ飛ばした。

 「自分の相撲が取れて良かった。勝てたので良かった」と安ど。宇良らしい素早い動きが戻ってきたことには「(取り口を)考えていることは考えているけど、そのつどそのつど」と多くを語らなかった。

 奇手・居反りの使い手、アクロバット力士として関学大から角界入り。速さと土俵際の粘りなどが光り、スピード出世した。

 昨年名古屋場所では最高位東前頭4枚目まで番付を上げたが翌秋場所2日目、右膝靱帯(じんたい)を断裂し3日目から途中休場。手術も行い6場所連続休場し東三段目91枚目まで番付を落とした。先場所復帰し6勝1敗の好成績を残した。

 相撲の動きに関しまだ試行錯誤かと問われると「今に限ってのことじゃない。これって決められたらいいけど、そういうタイプじゃない。辞めるまで試行錯誤」と話した。

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