日大アメフット部が処分後初の対外試合、宮川は出場せず 監督「ほんの1歩」

社会人合同チームとの練習試合を前に調整する日大・宮川選手(91)ら日大選手ら=横浜スタジアム(撮影・中田匡峻)
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 今年5月の関学大との試合で起きた悪質タックル問題で、今季の出場資格を停止されている日大アメリカンフットボール部が17日、横浜市内で、処分を受けた後では初の対外試合となる社会人合同チームとの練習試合を行い、51-6で勝利した。

 約半年ぶりの対外試合で、相手の社会人合同チームには日大OBが参加している。日大は立命館大元コーチの橋詰功氏が8月に監督に就任し、練習を積んでいた。会場のスタンドには日大を応援する人たちも数十人駆けつけ、タッチダウンなど好プレーに拍手や歓声が上がっていた。

 試合後は、選手、チームスタッフが整列し、スタンドに向かって「ありがとうございました」とあいさつ。客席からは「頑張れよ」との大きな声援が飛んでいた。

 橋詰監督は「フットボールらしいフェアプレーを心がけています」とし、「まだ、ほんの1歩だなという感じです。これから道のりが長いなあという気がしています」と、名門復活への道のりを表現した。

 関学大との試合で反則タックルをした宮川泰介(3年)は、10月4日に練習に復帰したばかりであることを理由に試合には出場しなかった。

 「ちょっとまだ始まったばっかりで。まだしばらくかかると思います」と説明した監督は、試合復帰の時期についても「練習をやりながらなので、いつというのははっきり決められていないところですね」と語った。

 日大アメフット部は来年3月31日まで公式戦の出場資格がない。今後は日程的に対戦が可能になったチームと「2つ3つやらせていただけそう」(橋詰監督)で、準備を進めているという。

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