羽生結弦、力強い足取りで会場入り 練習で転倒、不安視も

フリーへ向けて会場に到着した羽生結弦
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 「フィギュアスケート・ロシア杯」(17日、モスクワ)

 男子フリーを前にした公式練習で右足首を痛めたとみられる羽生結弦(23)=ANA=は、本番の演技へ向けて力強い足取りで、歩いて会場入りした。

 公式練習では、フリー「Origin」の曲をかけた練習で、冒頭の4回転ループに挑んだが転倒。その後はジャンプを1本も跳ばず、曲が終わる前に練習を終えた。羽生は右足首にアイシングを施した状態で、足をひきずりながら会場を後にした。報道陣の問いかけには「大丈夫です」と答えていたが、右足首は平昌五輪前にもじん帯を痛めた古傷で心配されていた。

 羽生は前日のSPでほぼ完ぺきな演技を見せ、110・53点をマーク。先日のフィンランド大会でマークした自身のSP世界最高得点を更新し、自身初のGPシリーズ連勝、日本男子初のGP10勝目に王手を掛けている。今大会で表彰台に上れば、2年ぶりのGPファイナル進出が決まる。

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