メイジ復活星 今季帝京大に3戦全勝、早明戦に勝てば対抗戦V
「関東大学ラグビー対抗戦、帝京大15-23明大」(17日、秩父宮ラグビー場)
対抗戦7連覇中の帝京大が15-23で明大に敗れて初黒星を喫し、優勝決定は最終戦・筑波戦(12月1日・熊谷)に持ち越しとなった。5勝1敗で帝京大に並んだ明大も最終戦・早大戦(12月2日・秩父宮)に勝てば優勝が決まる。
今季の明大は4月の招待試合で17-14、8月の菅平合宿で21-19と帝京大に連勝。大学選手権9連覇中の帝京大の赤い壁を、“本番”となるこの試合でも突き破る予感を漂わせていた。
前半からスクラムで優位に立ち、前半を13-8とリード。両チーム1トライずつ挙げて5点差で迎えた後半31分、敵陣ゴールまで5メートルでペナルティーを得ると、スクラムを選択。重厚な攻撃でトライを狙い、再びペナルティーを得ると、ここでPGを選択。残り5分で8点差に広げ、リードを守り切った。
マン・オフ・ザ・マッチに選ばれたフッカー武井日向(3年)は「まだまだ反省点が見つかったので2週間後の早稲田戦に向けていい準備をしたい」と3年ぶりの対抗戦優勝を誓った。
帝京大の対抗戦での黒星は2015年の最終戦・筑波戦以来。その後、2シーズンは7戦全勝優勝し、今季もここまで5戦全勝と「19」まで伸ばしていた連勝がストップした。