フィギュアスケートのＧＰシリーズ第５戦・ロシア杯から一夜明けた１８日、女子５位の白岩優奈（関大ＫＦＳＣ）が取材に応じた。

　白岩は北京五輪へ向けた活動費を集めるためのクラウドファンディングを１６日に開始。目標の４００万円にわずか１日で到達し、現在１１００万円を超える支援が集まっている。「母から１日で目標を超えられたと聞いたとき、たくさんの方が支援してくださっているんだと思って、感謝の気持ちでいっぱいになった」と、多くのサポートに感謝の言葉を口にした。

　ジュニア世代から世界で活躍してきた白岩だが、昨季のシニアデビュー以来、大きな大会での実績はまだなく「結果も今はないので、スポンサーもついていない」と白岩。「氷上以外のトレーニングや、海外へ行く費用などを出すことが少し厳しい状態になっていて、このままだと北京五輪へ向けてスケートを続けるのが厳しいのではないかということで始めた」と説明した。多くの人に相談し、両親とも話し合った上で、この方法を選択したという。

　「これからの活躍を期待して支援してくださっていると思うので、応えられるように１つ１つ結果を出していきたい」と誓った。