高木美帆悔しい2位…リンク自己新&小平上回るも「力不足感じる」
「スピードスケート・W杯」(18日、明治北海道十勝オーバル)
女子1000メートルは平昌五輪銅メダルの高木美帆(24)=日体大助手=が1分14秒82で2位、同銀メダルの小平奈緒(32)=相沢病院=は1分14秒84で3位だった。バネッサ・ヘルツォーク(オーストリア)が1分14秒56で制した。女子3000メートルは格下Bクラスに出場した高木菜那(26)=日本電産サンキョー=が1位の4分8秒42で滑った。
高木美は2位。平昌金メダルのテルモルス(オランダ)不在の中、小平を0秒02上回ったが頂点には立てなかった。
「小平選手に勝つことができたのは喜びもあるけど、順位としては(最後に滑った)次の選手に抜かれたので。悔しい気持ちがある」。1分14秒82はこのリンクでの自己ベストにもかかわらず、勝てなかっただけに「力不足を感じる。もっと滑り込みが必要。世界は待ってくれないんだなという感覚」と険しい表情を浮かべた。
「ロス(喪失感)は終わっているけど、それまでとのギャップを埋めていくには時間がかかる。でも、頑張ります」。帯広商高時代に過ごし、日体大卒業後から暮らす帯広でのW杯。この悔しさをばねにしたい。