貴景勝、単独首位守る 大関栃ノ心を圧倒し、勝ち越し決める
「大相撲九州場所・9日目」(19日、福岡国際センター)
小結貴景勝(千賀ノ浦)は、大関栃ノ心(春日野)を押し倒しで下し、1敗を守った。これで8勝目を挙げ、4場所連続の勝ち越しを決めた。栃ノ心は4勝5敗と黒星が先行した。
過去の対戦では1勝4敗の貴景勝だったが、立ち合いの一発で栃ノ心の体勢を崩すと、大関を粉砕した。
大関を圧倒した貴景勝は取組後のインタビューで「よくも悪くもないです。自分の中では、きょうの一番すごく大切だった。弱い自分が出そうになるので、自分と向き合いました。あしたも相撲があるので、あしたに向けて準備したい」と気を引き締めた。
初優勝へ向けてまた一歩前進したが、「まだあと6日もありますから、全く関係ないです」と最後まで笑顔は見せなかった。