負傷の羽生へ スケート連盟・橋本聖子会長「一番いいようにできる環境を整える」
フィギュアスケートのGPシリーズ第5戦、ロシア杯男子で右足首じん帯を損傷した羽生結弦(23)=ANA=は19日までに開催地のモスクワを後にした。前日に「ファイナルに向けて全力で治療する」とコメントを発表したように、GPファイナル(12月6日開幕・バンクーバー)に向けて、精密検査を受けて治療プランを練る。
都内では日本スケート連盟の理事会が開かれ、橋本会長は「本人が一番いいようにできる環境を整えるだけ」と、できる限りのバックアップを誓った。出場が必須の全日本選手権(12月21~24日、大阪)を欠場した場合の世界選手権代表選考における負傷者救済条項の適用について、伊東フィギュア委員長は「その段階になって、選考基準に沿って判断する」と話すにとどめた。