伊藤みどりさん 羽生を現役選手の別次元1位に認定「進化してる」
女子フィギュア・アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりさん(49)が21日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話SP」に出演。番組のリクエストに応じて男女の現役日本選手ベスト3を選び、羽生結弦を別格の1位にランキングした。
「厳しいですね~」と言いながらも、あっさりと男子のベスト3を選んだフィギュア界のレジェンドだったが、その中でも羽生の存在は別次元と捉えていた。
抱えたボードの一番上に羽生、次いで宇野昌磨、高橋大輔と田中刑事の名前を並べたが、1位の説明を始めると羽生の名前を書いた札を外して「この辺に置いておきましょう」と自分のおでこまで持っていったほど。「進化してるし、実力だけじゃない、オリンピックで大事な運もついている」と大絶賛だった。
現役引退から復活した高橋を、田中とともに3位に選んだ理由については「ルール改正でトータル的なフィギュアの美しさが求められるようになる。今の高橋選手でも十分にやっていける」とブランクを乗り越える根拠を示した。2位の宇野の強みには「膝の柔らかさ、人にできない表現力」を挙げていた。
女子に関しては実力伯仲の様相で7人の名前を列挙。その中でも、GPシリーズNHK杯で優勝を飾った紀平梨花を最上位に挙げ「誰にもできないトリプルアクセルを持ってる。失敗したら(順位の)下にいくけど、持ってるってことは強い」と武器の重要性を語った。
2、3位には宮原知子と坂本花織の平昌五輪組を選出。さらに樋口新葉、三原舞依、本田真凜、本郷理華ら平昌五輪出場を惜しくも逃した選手たちの名前を挙げて「オリンピックに行きたくて行けなかった。必ず力をつけて帰ってくるでしょう」と語り、悔しさをバネに奮起することを予測していた。