ラグビー梶村祐介、代表初キャップへ かつては自分を「勘違い」フィジカルで戦う
「ラグビー・テストマッチ、日本-ロシア」(24日、英グロスター)
日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=49)は22日、英チェルトナムの宿舎でロシア戦の試合登録メンバーを発表した。17日のイングランド戦(トゥイッケナム)のメンバー外7人を入れ、先発もイングランド戦から4人を変更した。
背番号23を与えられたCTB梶村祐介(23)=サントリー=は途中出場での初キャップが濃厚。「ラグビーをしてきて、このジャージーを着ることが目標だった。うれしく思っています」と少しはにかみながら話した。
報徳学園高3年だった13年、日本代表に練習生として参加した大器。だが、その後は代表と縁がなかった。当時を「実力がないのにもかかわらず、経験という意味で呼んでいただいたと。今、思えばそうなんですが、少し勘違いしていたと思います」と振り返る。
ジョセフHCは「ボールを持っても力強い。大きいしハンドリングもうまい。スキルもあってボールをさばける。プレッシャーのあるなかでいい判断もできる」と高評価。「取り組んでほしいのはフィジカルのところ。DFでビッグランナーを止められるかどうかが、今回試される」と課題を与えた。
梶村は「ロシアの12、13番フィジカルな選手。フィジカルで対抗することが自分の求められている役割だと思います」と気合十分。遠回りして到達しようとしている初キャップ。「やっとチャンスをいただけた。このチャンスを逃さないようにいいパフォーマンスをしたい」と誓った。