男子テニスの錦織圭（２８）が２３日、品川区のスポル品川大井町で「ＬＩＸＩＬ　２０２０　トークショー」に登場した。

　今年１月に手首のけがから復帰。着実に結果を残し、今季ツアー上位選手のみが出場するＡＴＰファイナルズでは、ロジャー・フェデラーにも勝利した。１年を振り返り、「けがの最中も手術するのかしないのかで迷ったし、復帰してからも手首の痛みが消えなかった」という。それでも徐々に自分のテニスを取り戻し、「後半から調子も上げていきましたし、いい結果も徐々に出始めた。今、ベストなテニスでプレーでき、良かった。安心しています」と笑顔を浮かべた。

　世界のトップで戦う錦織は、２０年の東京五輪出場にも意欲。リオ五輪では銅メダルを獲得しており、「楽しみです。僕らにとっては自国の開催で、だれにでも経験できるものではない。タイミングに感謝したい。と言ってもまだ２年後。来年、再来年、力をつけてメダルを狙えるようにがんばっていきたい」と意気込んだ。