本田真凜復活へ…見えた変化「嫌い」なスピンで最高評価
「フィギュアスケート・フランス杯」(24日、グルノーブル)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、三原舞依(19)=シスメックス=が67・95点で首位発進した。NHK杯を制した紀平梨花(16)=関大KFSC=は67・64点で2位。本田真凜が自己ベストの65・37点で4位、平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が67・55点で3位につけた。男女フリーは24日に行われる。
前戦のスケートアメリカより約2・6点スコアを伸ばした本田。今春から拠点を米国に移し、少しずつ変化を見せている。
特に、単純な繰り返し練習が重要となるスピンは以前から「嫌い」と話し、苦手意識があったが、この日は3つ全てで最高評価のレベル4を獲得。ステップはレベル3となったが、スケーティングには着実に力強さが現れ始めている。
冒頭の3回転ループ-3回転トーループの連続ジャンプが回転不足の判定を受けて得点は伸びなかったが、そこは今後の伸びしろ。2016年には世界ジュニア選手権を制した本田は、復活を果たせるのか。首位三原との点差は2・58点。フリーでの巻き返しに注目だ。