「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」（２５日、アクシオン福岡）

　男女フリーが行われ、女子はショートプログラム（ＳＰ）１位でフリー１１９・９８点、合計１８１・８４点の横井ゆは菜（中京大中京高）、男子はＳＰ２位の壷井達也（中京大中京高）がフリー１４４・５６点、合計２２２・７９点でともに初優勝した。

　横井は同校の３年生で壷井は１年生。浅田真央、安藤美姫、村上佳菜子、小塚崇彦らを輩出した名門校の新星で、邦和スポーツランドでともに練習を行ってきた幼なじみが一緒に来年３月の世界ジュニア選手権（クロアチア）への出場権を手にした。

　女子の前に行われた男子フリーの結果をツイッターでチェックしながら準備を進めていたという横井は「達ちゃんが逃げ切れるかと思っていたら逃げ切った。一緒に練習してきたからすごいうれしかった」と自分のことのように喜んだ。練習後によく２人で「世界ジュニアに行きたいな～」と話していたと言い、「さらにまた頑張らないと」と気持ちを新たにしていた。