横審、稀勢の里関に「激励」決議 満場一致、初日から4連敗

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は26日、福岡市内で定例会合を開き、25日に終了した大相撲九州場所で、横綱として87年ぶりとなる初日からの4連敗(不戦敗を除く)を喫した稀勢の里関に対し、9人全委員の満場一致で「激励」を決議した。

 横審の決議事項には厳しい順から引退勧告、注意、激励があり、激励の決議は初めて。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「長期にわたって、その地位にふさわしい力量を示せずにいる。九州場所における復活に願いをかけたファンの失望は大きい。稀勢の里自身が決意した来場所での再起に期待する」と理由を説明した。

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