“ラスト”フジカキ本戦進出 宮里藍さん応援を前に連勝「まさか上がれるとは」

 「バドミントン・全日本総合選手権」(27日、駒沢体育館)

 各種目の予選が行われ、女子ダブルスで今季限りでの現役引退を表明している2012年ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳組(再春館製薬所)が2試合を勝ち抜き、28日からの本戦進出を決めた。「フジカキ」の愛称で親しまれた2人の個人戦出場は今後なく、12月に始まるS/Jリーグを最後に現役を退く。

 個人戦としては現役最後の大会に臨んだ藤井、垣岩組が本戦への切符を手にした。藤井は「まさか本戦に上がれるとは思っていなかった。2回とも自分たちのプレーができた」と笑った。1試合目をストレート勝ちすると、2試合目は最終ゲームで粘る相手を22-20で振り切った。元女子プロゴルファーの宮里藍さんらが応援に駆けつけた中、随所に五輪メダリストらしい技と力を見せた2人。本戦に向け、垣岩は「先輩(藤井)と試合ができることを楽しみたい」と述べた。

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