ボクシング五輪存続へ決起大会 ガッツ石松「OK牧場!」30日からIOCが協議

 20年東京五輪の実施種目から除外の危機にひんしているボクシング。日本ボクシング連盟は29日、開催予定会場の両国国技館がある墨田区内で決起大会を行い、五輪出場のオリンピアン、東京五輪を目指すリオ五輪代表の成松大介、プロボクシングで日本初の主要4団体制覇を果たし、アマチュアとして東京五輪出場を目指す高山勝成らが参加した。

 また、スペシャルゲストとしてガッツ石松氏も登場。「世界連盟のことやらで、もしかしたらボクシングが五輪から外されてしまうと聞いた。邪(よこしま)な大人によって、利害関係によって、五輪からボクシングがなくなるなどあってはならない。ぜひみなさん一緒になって声をあげて、必ずボクシングが墨田区で行われるように力を合わせていきましょう!OK牧場!」と、激励した。

 ボクシングを巡っては国際オリンピック連盟(IOC)が、国際ボクシング協会(AIBA)の会長に米財務省が「麻薬売買に関わる犯罪者」と指摘するラヒモフ氏(ウズベキスタン)が就任していることを問題視しており、20年東京五輪での除外の可能性を示唆。明日30日から東京で行われるIOC理事会で審議するとしている。ただ、一方でIOCは「IOC理事会の討議がどんな結果となっても、選手を守り、2020年東京五輪でボクシングを実施するべく全力を尽くす」との声明も発表している。12年ロンドン五輪で村田諒太が金メダルに輝き、100年以上続く伝統競技の存続に注目が集まっている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス