「サクタカ」金星4強!世界銅ペア撃破 夢で試合…下克上をイメージ

 「バドミントン・全日本総合選手権」(30日、駒沢体育館)

 各種目の準々決勝が行われ、女子ダブルスは、世界ランク10位の桜本絢子(23)高畑祐紀子(20)組=ヨネックス=が、同6位で世界選手権銅メダルの米元小春、田中志穂組(北都銀行)を2-0で破って4強入りした。準決勝ではリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と対戦する。世界ランク1位の福島由紀、広田彩花組(岐阜トリッキーパンダース)、世界女王の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)もベスト4に進んだ。

 急成長を遂げている23歳桜本、20歳高畑の「サクタカ」ペアが、メダリスト相手に下克上を果たした。桜本は「海外大会で勝っているペアに勝てたのは自信になった」と声を弾ませ、高畑も「最後まで役割を果たせた」と胸を張った。

 世界ランク10位につけているが、国内では5番手。最大2組しか出られない東京五輪代表レースが始まる来年に向け、上位に食い込めば格の高い国際大会に出場できるA代表入りも見えてくる。

 大会最初のヤマ場を前に、桜本は2週間前から米元、田中戦でラリーを打つ夢に何度もうならされていたという。「朝起きたらドキドキしていた(笑)。夢では勝敗は決まらなかったけど(試合の)イメージはできていた」。睡眠中から勝負に徹する執念でチャンスをものにした。

 準決勝は五輪女王に挑戦するが、「すごく強いペアだけど、自分たちは向かっていくだけ。気持ちを出していきたい」(桜本)。激戦区で大物食いを果たし、勢力図をかき乱す。

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