服部勇馬が福岡国際マラソン優勝 自己記録で設楽悠太に競り勝つ
「福岡国際マラソン」(2日、平和台陸上競技場発着)
20年東京五輪代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権と、19年世界選手権(カタール・ドーハ)の代表選考会を兼ねて行われた。大会初出場の服部勇馬(トヨタ自動車)が36キロ付近からスパートをかけ、自己記録の2時間7分27秒(速報タイム)で優勝。MGCの出場権を獲得した。
14年ぶりの日本選手の優勝となった。服部は「4回目のマラソンになりましたが、これまではいつも失速していたのでそれを克服できて良かった。ペースメーカーが抜けてから冷静に対処でき、想定通りでした。35キロ以降の走りを改善できた」と振り返り、東京五輪に向けては「ほかの選手に負けないような取り組みを続けていきたい」と笑顔を見せていた。
すでにMGC出場権を獲得している前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)は32キロ付近で先頭グループから遅れ始め、トップの服部から2分以上離された4位でゴールした。