白鵬、冬巡業で入念に基礎運動 横綱土俵入りも披露「第一歩だね」
大相撲の冬巡業が2日、長崎市で始まり、右膝負傷のため、九州場所を全休した横綱白鵬(33)=宮城野=が稽古場に下り四股など基礎運動で念入りに患部の感触を確かめた。「力強い四股が踏めた。長い巡業、一歩一歩。今日より明日という感じ」と、回復具合に納得顔だった。
秋場所で41度目の優勝を全勝で果たした。秋巡業中に右膝を悪化し、手術。回復は間に合わず九州場所を断念した。久々に観客の前に姿を見せて、横綱土俵入りを披露した。
「緊張したね。気持ち良かった。(土壌入りでは)そんきょしないと思ったら自然とそんきょしていた。自分でも気付かないうちに良くなっているんだね。第一歩だね」と、うなずいた。
巡業中は長時間のバス移動が膝にも影響を与えるが、今回はバスの最後列の座席を確保。「足が伸ばせるようにね」と、対策も万全。今巡業中に土俵に上がって稽古することを目指す。