ワセダ創部100周年イヤーで復活8年ぶり対抗戦V 伝統の早明戦4点差勝利
「関東大学ラグビー対抗戦、早大31-27明大」(2日、秩父宮ラグビー場)
対抗戦の最終戦として伝統の「早明戦」が行われ、早大が31-27明大に勝利。創部100周年イヤーを6勝1敗で終えて帝京大と並び、同時優勝を決めた。早大の優勝は8年ぶりの23度目。勝てば優勝だった明大は5勝2敗に終わった。
前戦で帝京大を破り勢いに乗る明大に対し、バックス陣にタレントをそろえる早大は前半2トライを挙げて17-13とリード。後半、CTB中野将伍(2年)が2トライを重ねてリードを広げると、フォワード戦で圧倒されながらも耐えて、一度もリードされることなく4点差で勝利した。
今季から指揮を執る相良南海夫監督は「ディフェンスで勝つと言ってきた。必ず守り切ってくれると選手を信じていました。早明戦らしい試合で勝つことができた」と納得の表情で振り返った。
6勝1敗で同時優勝の帝京大には直接対決で敗れているため、早大は対抗戦2位として大学選手権に出場する。明大は5勝2敗で並んだ慶大に直接対決で敗れたため4位で出場。5位・筑波大までが出場権を獲得した。
早大は1回戦シードで22日に秩父宮で慶大と京産大(関西3位)の勝者と対戦。明大は16日にキンチョウスタジアムで立命大(関西2位)と対戦する。