稀勢の里、東京で稽古再開 「良かった」、初場所に進退

 大相撲九州場所を右膝の負傷で途中休場し、初場所(来年1月13日初日・両国国技館)で進退が懸かる横綱稀勢の里が3日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で稽古を再開した。

 非公開で行い、部屋関係者によると土俵には入らず、四股などの基本運動で汗を流したという。帰り際に感触について問われ「良かったです。体を動かさないと」と引き締まった表情を見せた。

 九州場所では87年ぶりに横綱として初日から4連敗(不戦敗を除く)の不名誉だった。日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は初めて「激励」を決議して奮起を促し、複数の委員が初場所への出場を求めた。

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