御嶽海 マラソン優勝の服部は母校の後輩「誇りに思います」
大相撲の関脇御嶽海(25)=出羽海=が3日、福岡県・直方市で行った冬巡業に参加し、東洋大の1学年後輩で2日の福岡国際マラソンで優勝した服部勇馬(25)=トヨタ自動車=に「すごい。刺激になる」と喜んだ。
今年は母校が箱根駅伝の往路制覇に始まり、OBでは2月には1学年上の設楽悠太(26)=ホンダ=が男子マラソンの日本記録を16年ぶりに更新した。7月の名古屋場所では自身が初優勝を果たし秋のドラフトでは4人がプロ野球界に入った。
長距離の選手とは面識はないものの、競泳の萩野公介、陸上短距離の桐生祥秀とは親交もあり切磋琢磨(せっさたくま)する間柄だ。「設楽とかは後輩相手に負けじと頑張るのでは。東洋で良かったと。誇りに思います」と、胸を張った。
御嶽海自身は今年は初優勝の歓喜、その後、秋場所、九州場所で大関とりの失敗と、酸いも甘いも味わった。「(優勝の後は)気負ってないつもりでも心のどこかで気負っていた。優勝した後のことを考えてやっていかないと。(大関挑戦は)この地位にいればチャンスは絶対に巡ってくる。あきらめたくはない」と反省、経験を来年に生かす。