暴行の貴ノ岩が謝罪会見「責任を取って引退させていただく」
付け人への暴行を働いた大相撲幕内貴ノ岩(千賀ノ浦)が7日、東京・台東区の千賀ノ浦部屋で会見を行い、「この場をお借りして、手を上げてしまい(被害者に)大変つらい思いをさせてしまったことを深く反省し、責任を取って、本日もって現役を引退させていただきます」と引退を報告した。
千賀ノ浦親方と2人で会見に臨んだ貴ノ岩は、冒頭に約15秒頭を下げてお辞儀。「この度巡業先で弟弟子に手を上げてしまい、大変つらい思いをさせてしまった。(被害者の)お父さん、お母さん、家族の皆さま、千賀ノ浦部屋の親方、おかみさん、部屋の力士たち、部屋の関係者、応援してくださる皆さま、大相撲を支えてくださるファンの皆さま、日本相撲協会に大変ご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と陳謝した。
暴行があったのは4日夜。食事後に宿泊先のホテルで、付け人が薬を忘れて言い訳をしたことに腹を立て、手を上げたという。5日には日本相撲協会が暴力行為を発表。この日、貴ノ岩は師匠の千賀ノ浦親方に付き添われて両国国技館の相撲協会を訪れ、八角理事長(元横綱北勝海)に引退の意向を伝えて、引退届が受理された。