太田雄貴日本フェンシング協会会長が国際フェンシング連盟副会長就任 日本人初
フェンシングの北京五輪銀メダリストで日本フェンシング協会会長の太田雄貴氏(33)が、国際フェンシング連盟(FIE)の副会長に就任したことを、協会が7日深夜、発表した。105年の歴史を持つFIEで日本人が副会長に就任するのは初で、任期は2020年12月まで。
太田氏は「歴史に新たなページを加えるという責任も与えられたと感じ、身が引き締まる思いです」と心境を明かし、このタイミングでの就任について「2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功を求められてのことだと思います」と、背景を推測。
副会長のミッションとして「2020大会のフェンシング会場を満席にし、声援で埋め尽くす」、「2020大会をイノベーティブであり、テクノロジーを駆使した大会へと昇華していく」、「フェンシングというスポーツの楽しさを、アジア地域を基盤にしながら広く伝えていく」の3点を挙げ、「任期の間に、一つでも多くの課題を解決し、FIEないし国際競技界の発展に貢献していく所存」と決意表明している。