白井、鉄棒10位 収穫G難度挑戦
「体操・豊田国際競技会」(9日、豊田市総合体育館)
男子の平行棒は世界選手権代表の萱和磨(22)=順大=が14・550点で優勝し、谷川翔(順大)が2位で並んだ。鉄棒は萱が3位で、白井健三(22)=日体大=が10位。跳馬の谷川航(順大)は8位だった。女子の床運動は寺本明日香(ミキハウス)が13・400点で制し、杉原愛子(朝日生命)が2位で続いた。平均台は梶田凪(山梨ジュニアク)が4位、寺本が5位となった。
鉄棒のみの出場だった白井は冒頭でG難度の離れ技「カッシーナ(伸身コバチ1回ひねり)」に挑戦した。バーをつかめず落下したが「(他の離れ技と)どういうギャップが出てくるのか(試合で)使ってみないと分からない。勉強になった」と収穫を強調した。日本は鉄棒の名手が多く「鉄棒はできないと日本人として恥ずかしい」と難度向上を目指している。「細かい部分までこだわってこの冬、練習していきたい」と習得に励む。