今田が日本人最高4位 悔しあと35秒…MGC出場者出ず
「陸上・さいたま国際マラソン」(9日、さいたまスーパーアリーナ発着)
今田麻里絵(28)=岩谷産業=が2時間29分35秒で日本人最高の4位となった。来年9月に行われる2020年東京五輪マラソン代表選考会「グランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権獲得条件には、35秒届かなかった。ダリラ・ゴサ(20)=バーレーン=が2時間25分35秒で初優勝。昨夏の世界選手権代表の清田真央(スズキ浜松AC)は2時間31分7秒で5位にとどまった。床呂沙紀(京セラ)が6位、下門美春(埼玉陸協)は7位だった。
今田は終盤に失速し、東京五輪代表選考会の出場権に35秒、届かなかった。「悔しい気持ちが押し寄せている」と残念そうに笑った。10月の全日本実業団対抗女子駅伝予選会。骨折しながら四つんばいで前進を続けた仲間からたすきを受け、泣きながら走った。論議を呼んだ大会直後は「外にも出たくない」とふさぎ込んだ。しかし仲間への思いを胸に「しっかりやらないと」と自らを奮い立たせ、今大会に挑んだ。「次は(来年3月の)名古屋ウィメンズ」と前を向いた。